顔のたるみを引き上げて、ブルドック顔にサヨナラ!頬のたるみの原因と改善方法

脇のムダ毛をきちんと処理してお手入れしているのに、なぜか毛穴のブツブツが目立ってしまうと、気になっている方はいませんか? 中にはブツブツが黒ずんじゃった! という人も。
とある調査によると、脇の「毛穴」や「黒ずみ」に悩んでいる人は、「汗」「ニオイ」「脇毛」に次いで多いという結果が出ています。
脇の下は汗をかきやすい部位にもかかわらず、通気性が悪く、蒸れやすい部位です。また脇から生える脇毛は、顔や腕などのムダ毛と異なり太く濃い色の毛が生えるため、毛穴が目立つ傾向にあります。
このコラムでは脇のブツブツの原因や、治療法について解説します。ブツブツを早めにケアして、毛穴が目立たないなめらかな脇の下を目指しましょう。

脇にできるブツブツの正体とは?

毛穴詰まりによる白いブツブツ

脇の下には「汗腺(かんせん)」と呼ばれる汗を出す器官が多く存在し、暑い時期や運動などで体が暖まった際に汗を出して体温を調節しています。同時に毛穴から皮脂も排出されるため、汗や角質や皮脂などがまざった老廃物によって毛穴が詰まりやすく、ニキビとなって毛穴周辺が盛り上がり、目立つことがあります。これがブツブツの正体のひとつで、見た目は白いため「白いブツブツ」と呼ばれます。

炎症が原因の赤いブツブツ

毛穴詰まりを放置すると、やがてニキビが悪化して毛包炎(もうほうえん)などの炎症が発生します。
さらに脇のブツブツは服や皮膚の摩擦による刺激によっても起こります。日常的に圧迫や摩擦などが脇の下に加えられると、皮膚が弱い方やアレルギー体質の方などは、この刺激によって炎症が起きてしまいます。これらの症状は、見た目が赤いため「赤いブツブツ」と呼ばれます。

脇毛が原因の黒いブツブツ

また「黒いブツブツ」と呼ばれる、皮膚の下から見える黒い点のようなブツブツの正体は、埋没毛(埋もれ毛)です。カミソリやシェーバーなどを使って自己処理をすると残ってしまう毛根部分、または、何らかの理由で毛穴から出られずに皮膚の中で育ってしまった埋もれ毛です。

脇にできるこれらのブツブツは、そのまま放置していると黒ずんで取れなくなってしまうこともあります。

なぜ脇のブツブツは黒ずむの?

毛穴に詰まった角栓の酸化

毛穴に詰まった角栓の酸化
角栓の黒ずみが多いと脇の下が黒ずんだ印象に

白いブツブツである毛穴詰まりは、顔にできるニキビと同じく悪化する場合があります。毛穴に閉じ込められた皮脂や老廃物が空気に触れて酸化すると、黒く変色して「黒ニキビ」と呼ばれる状態に。脇の下にポツポツと黒い角栓をつくります。

炎症後の色素沈着

炎症後の色素沈着
脇全体に色素沈着が広がって、黒ずんだ印象に

黒ニキビが悪化すると、毛包の中でアクネ菌が繁殖して炎症を引き起こします。これは毛包炎と呼ばれる状態で、炎症によってメラノサイトが活性化してメラニンを過剰に生成してしまい、シミのように見える黒ずんだ色素沈着のきっかけとなります。
また圧迫や摩擦などによる炎症も、色素沈着の原因となり、脇の下全体の黒ずみにつながります。

肌にダメージを与える脇毛の自己処理

肌にダメージを与える脇毛の自己処理
埋没毛の黒いブツブツが透けて見え、黒ずんだ印象に

さらに、脇毛を処理する際にカミソリなどで皮膚を傷つけてしまうと、毛穴の奥にある毛嚢(もうのう)部分に黄色ブドウ球菌など表皮に存在する細菌が侵入し、感染によって毛嚢炎になる可能性も。メラニンの過剰生成により、毛嚢炎が治ったあとにも炎症による色素沈着が残ってしまうことがあります。
脇毛の自己処理に伴う肌ダメージや埋没毛などの黒いブツブツも、脇が黒ずんでしまう一因です。

毛穴詰まりや脇毛による黒ずみを予防する方法とは

もともと脇の下は汗をかきやすいことから蒸れやすく、普段から雑菌が繁殖しやすい部位です。さらに通気性も悪いため、汚れが溜まりやすくなっています。毛穴詰まりでブツブツができる理由として、脇の下に皮脂や制汗剤などの汚れが溜まっている不衛生な状態であると考えられます。
そのため、脇の下を清潔に保つことが大切です。入浴時には必ずボディソープや石けんで洗ったり、こまめに汗を拭き取ったりするなど、清潔な状態をキープして、ブツブツ毛穴ができにくい環境を整えましょう。
また、古い角質が溜まると毛穴が詰まりやすくなるため、定期的にスクラブ剤の配合されたボディ用の洗浄剤を使用して、古い角質を落とすケアもおすすめです。

ただし脇の下の皮膚は薄くデリケートなことから、ゴシゴシと強くこすることはNGです。白いブツブツがある場合でも、爪で白いニョロニョロとした角栓を押し出す行為は避けましょう。強い刺激で皮膚に炎症が起こったり、傷ができて毛嚢炎の原因になったりします。
炎症は赤いブツブツも誘発させて色素沈着の原因となるため、ナイロンタオルなどでゴシゴシこすったりせず、優しく古い角質や汚れを取り除くことが大切です。服の摩擦を避けるため、なるべく風通しが良い服装を選ぶこともおすすめです。
刺激の強い制汗剤の使用も、避けるほうが良いでしょう。

脇毛の自己処理を見直すことも、黒ずみを予防する方法のひとつです。

脇のブツブツ・脇の黒ずみの治し方

脇にブツブツができてしまった・黒ずんでしまったという場合は、美容医療による治療が有効です。
予防から黒ずみ改善まで、症状によって異なる代表的な当院の治療を以下にまとめます。脇のブツブツをなくして、明るいトーンの“見せてもOKなきれいな脇”を目指しませんか?

脇の毛穴を詰まりにくくする治療

毛穴を詰まりにくくする治療のひとつに、蓄積した古い角質を取り除くピーリングがあります。脇にたまった分厚い角質を剥がすことで詰まりの原因を取り除き、定期的に受けることで皮膚のターンオーバーも正常に近づけて、角質を溜まりにくくします。同時に、美白効果のある薬剤を浸透しやすくする効果も期待できます。

炎症による色素沈着の治療

すでに炎症によって色素沈着が発生し、シミのように黒ずんでいる場合は、ピーリング治療に加えてイオン導入治療が有効です。
塗布の約30倍の量のビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を、肌の奥深くに導入して、くすみや黒ずみを取り除きます。
色素排出を促進するハイドロキノンなどの薬剤を塗布する治療もおすすめです。

すでにある脇の黒ずみを除去する治療

できてしまった脇の黒ずみをとる方法には、レーザー機器による治療があります。
ピコレーザーPQXは、くすみやシミの元となるメラニン色素にピコ秒(一兆分の一秒)でレーザーを当てて粉砕する、根本的に黒ずみを解消に導く治療です。脇の細かいシミや色素沈着に有効です。
レーザートーニングは、QスイッチYAGレーザーによって脇の下全体にレーザーを照射し、黒ずみやくすみを改善に導く治療です。黒ずみを除去するのと同時に、毛穴に詰まった角栓を溶かして、毛穴を詰まりにくくする予防効果も期待できます。

また、脇毛の自己処理による埋没毛や埋もれ毛には、医療脱毛がおすすめです。肌を傷めず、埋没毛を取り去って永久脱毛に導きます。

脇の下のブツブツや黒ずみは、短期間ですぐに解消するものではありません。即効性を求めるより、治療の回数を重ねてだんだんと薄くするほうが、安全で効果が期待できます。仮に夏にきれいな脇を目指したいのであれば、春前に治療をスタートするとよいでしょう。

この記事の監修医師

銀座よしえクリニック 総院長 廣瀬 嘉恵 医師

銀座よしえクリニック 総院長廣瀬 嘉恵 医師 医学博士

  • 東京大学大学院医学研究科修了 医学博士号取得
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本再生医療学会代議員
  • 日本皮膚科学会会員
  • 日本美容皮膚科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • 国際抗老化再生医療学会会員
  • 日本温泉気候物理医学会会員

銀座よしえクリニック 総院長
廣瀬嘉恵医師のプロフィールはこちら

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