眉アートメイクを美しく完成させるための、ダウンタイムの過ごし方

素顔でも24時間メイクをしたような効果が続くアートメイク。特に眉アートメイクは「毎朝眉を描く手間が減った」「メイクが苦手なのでストレスが減った」「自分に似合う眉デザインで顔立ちが整った」「ノーメイクでも安心できる」と評判です。

アートメイクは、肌のごく浅い層(0.2~0.3㎜)に専用の針で色素を注入して、まるでメイクをしたかのように顔を彩る施術です。
眉アートメイクは、アイブロウでぼかしたようなパウダー眉と、1本1本眉毛を描く3Dアートメイク眉、その二つをミックスしたデザインで眉を再現します。
個人差がありますが、一度施術を受けると2〜3年はキープできるため、流行の眉になりたい若い方から、眉毛が薄くなってきた高齢の方まで幅広い層に人気です。

ただし、アートメイクの施術は針で皮膚に穴を空けるため、施術後にはダウンタイムと呼ばれる「ダメージを回復して通常の生活に戻るまでの期間」を過ごさなければいけません。実はこの期間中の過ごし方で、アートメイクの仕上がりに差が出ます。
今回は眉アートメイクを美しく仕上げるための、ダウンタイムの過ごし方を解説します。

眉アートメイクのダウンタイム期間

眉アートメイクのダウンタイムは数日~1週間程度です。
アートメイクの副作用として、施術部位の赤みや炎症、痛み、腫れ、ヒリヒリ感が挙げられます。眉アートメイクの場合は、ほとんど腫れの心配はありませんが、仕事などで腫れて困る期間があるという方は、施術のスケジュールを事前に調整してください。
またダウンタイム中は、ワセリンや軟膏などを眉に塗って傷口を保護しなければいけません。眉周辺はメイクができず、ワセリンなどで見た目に違和感が出るため、人前に出るお仕事をされている方や見た目が気になるという方は、翌日以降にお休みを取っておくと安心です。

経過としては、施術翌日~1週間程度かけて施術部位が薄いかさぶたになります。無理にはがさず、自然にはがれ落ちるのを待ちましょう。はがれた後に赤みが出ることがありますが、1~2日程度で治まります。
体質によってはかさぶたにならない方もいますが、仕上がりには問題ありません。

眉アートメイクのダウンタイムの過ごし方

ダウンタイム中に気をつけることが二つあります。
ひとつは、傷の回復の妨げにならない行動を避けることです。傷口に菌が入ると、炎症などの肌トラブルにつながります。
もうひとつは、注入した色素を肌の中できちんと定着させることです。色素が抜け落ちてしまうと、色がまだらになったり薄くなったりして、きれいに仕上がりません。

傷の回復を遅らせない・色素をきれいに定着させるために、ダウンタイム中は以下のことに注意して過ごすようにしてください。

洗顔、シャワー、入浴はいつからOK?

洗顔とシャワーは施術当日から、入浴は翌日から可能です。ただし眉周辺を濡らさないように気をつけましょう。濡れると色素が落ちてしまい、色の定着に影響します。

スキンケアはいつから大丈夫?

術後1週間は傷口に雑菌が入るのを防ぐため、眉周辺に化粧水や乳液、美容液などの普段のスキンケアを行うことはNGです。

メイクはいつからしてOK?

傷が塞がっていない状態で眉メイクをすると肌トラブルの原因となります。眉周辺以外のメイクは当日から可能です。

代謝を上げる飲酒・運動・温泉はNGなの?

体の代謝を上げて汗をかくと、色素の排出が早まってしまします。ダウンタイム中の飲酒、激しい運動(プール・海水浴)、長時間の入浴、温泉などは控えるようにしましょう。
また肌の代謝を上げるピーリングやスクラブ洗顔などもNGです。

日焼けはNG

紫外線は色素の変色や退色の原因となります。外出時は日傘や帽子で眉周辺に紫外線が当たらないように気をつけてください。

ダウンタイムを短くするためのアフターケア

施術部位に刺激を与えず、清潔に過ごすことで傷の回復も早まります。
ダウンタイム中はワセリンや軟膏で施術部位をしっかり保護して、傷がふさがるまでは濡らさないようにしてください。
また傷が治る過程でかゆくなることがありますが、触ったりかいたりしないようにしてください。痛みやかゆみは、保冷材や濡れタオルなどで冷やすと治まりやすくなります。

肌トラブルを避けて、眉アートメイクをきれいに仕上げるためには、ダウンタイム期間中の注意とケアが必要です。
体質によっては「気をつけて過ごしていたのに色が消える」という方もいらっしゃいますが、実はアートメイクは1回目の施術だけでは、なかなか理想とする色の濃さを再現することができません。最初から濃い色を入れると失敗する可能性が高いため、2回以上に施術を分けて、少しずつ色を入れて完成させる手法が最近の主流です。
美しい眉アートメイクを完成させて、長期間キープするためにも、ダウンタイム中は気をつけてお過ごしください。

銀座よしえクリニックの眉アートメイク

当院では3D/4D/パウダー(全て手彫り)の技術を組み合わせて、お一人おひとりの骨格にあった、日常的に使いやすい眉デザインを提案しています。

アートメイク(眉)について詳しくはこちら


眉アートメイクに関するよくある質問

眉アートメイクをして1週間経ったらどうなりますか?
眉アートメイクの施術後から1週間程度は眉に薄いかさぶたができます。かさぶたは無理にはがさず、自然にはがれ落ちるのを待ちましょう。また、多少の痛みやかゆみ、腫れ、ヒリヒリ感があります。
アートメイクのダウンタイム期間はどのくらいですか?
個人差がありますが、アートメイクのダウンタイムは数日~1週間程度です。
眉アートメイクはいつから顔を洗えますか?
洗顔は施術当日から可能です。ただし色の定着に影響があるため、眉周辺を濡らさないように気をつけましょう。濡れると色素が落ちてしまいます。
アートメイクした後の眉毛はいつから洗えますか?
アートメイク後の眉毛は施術後1週間程度は施術部位が落ち着くまで、できるだけ濡らさないようにしましょう。
眉アートメイク後のスキンケアはいつからできますか?
術後1週間は傷口に雑菌が入るのを防ぐため、眉周辺に化粧水や乳液、美容液などのスキンケアを行うことは控えましょう。
眉アートメイクは何日で馴染みますか?
眉アートメイクは、施術後約1週間でかさぶたが剥がれ、痒みも落ち着きます。色素がしっかりと定着するまでには時間がかかりますが、徐々に自眉に馴染んでいきます。理想の色に近づけるためには、通常、2回の施術が必要なため、2~3ヶ月後に2回目の施術を行います。ただし、新陳代謝が良くインクの定着が難しい方の場合は3回以上の施術が必要になることがあります。

この記事の監修医師

銀座よしえクリニック 総院長 廣瀬 嘉恵 医師

銀座よしえクリニック 総院長廣瀬 嘉恵 医師 医学博士

  • 東京大学大学院医学研究科修了 医学博士号取得
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本再生医療学会代議員
  • 日本皮膚科学会会員
  • 日本美容皮膚科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • 国際抗老化再生医療学会会員
  • 日本温泉気候物理医学会会員

銀座よしえクリニック 総院長
廣瀬嘉恵医師のプロフィールはこちら

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