お尻痩せする方法

横に大きいお尻をどうにかしたい」「ショーツ下からはみ出る肉が気になる」「ダイエットで上半身は痩せてもお尻の脂肪は落ちない……」「年齢と共にお尻が垂れてきた」「お尻と太ももの間のバナナロールが気になる」という悩む人も少なくありません。お尻が気になると、ジーンズやスカート、ワンピースなどでお尻が目立たない洋服を選びたくなりますよね。

痩せていてもお尻が大きい原因とは?

脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、皮下脂肪は特に下半身やお尻に付きやすく、一度つくと落としにくいと言われています。お尻が大きくなる主な原因には「むくみ」「脂肪の蓄積」「骨盤の歪み」「筋力の低下」があります。また女性は子宮があるため、お腹からお尻にかけて脂肪を溜め込みやすくなっています。

むくみや冷えでお尻が瘦せない

長時間の立ち仕事や座りっぱなしのデスクワーク、運動不足などが原因で、血流やリンパの流れが悪くなり、老廃物や余分な水分が蓄積すると下半身がむくみやすくなります。特に下半身は心臓から距離があるため、血液の循環が不十分になりがちです。血行不良になる身体の冷えは、基礎代謝を低下させて脂肪を溜めやすく太りやすい状態にします。また、塩分の摂り過ぎなどもお尻や脚にむくみが生じる原因になります。

脂肪はお腹からお尻につきやすい

お尻が大きくなる原因に、運動不足による脂肪の蓄積があります。
お尻は日常生活であまり使われないため、意識しないとあまり動かす機会がありません。動かさないため筋肉量が減少すると新陳代謝が低下し、脂肪が溜まりやすくなります。特に女性はお腹からお尻に脂肪がつきやすいため、体重が増えるとお尻が大きくなる傾向があります。

筋力不足、筋肉の衰えでお尻に脂肪がついて垂れてくる

運動不足や長時間のデスクワーク、さらに加齢に伴って筋力が低下するとお尻や下半身の血流も悪くなります。血流やリンパ液、老廃物の排出が滞って基礎代謝が低下すると、脂肪が溜まりやすくなってしまいます。また筋力の衰えはお尻に丸みがなくなり「四角く縦に垂れるお尻」になってきます。
特にお尻の大臀筋は身体の中でも比較的大きな筋肉なので、筋力が落ちると新陳代謝が落ち、全体的に太りやすい身体になってしまいます。

姿勢が悪いと骨盤が歪みお尻が大きくなる

猫背や反り腰、前かがみ、片方の脚に体重をかけて立つ、足を組むなどの悪い姿勢は骨盤が歪んでお尻の筋肉が正しく使われなくなります。骨盤が歪むと筋力がアンバランスになります。筋肉が正しく使われないことが原因で脂肪が付きやすくなり、お尻が大きくなって形が悪くなってきます。
さらに、血流やリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まりむくみ、セルライトができる原因になります。

食生活の乱れでお尻に脂肪がつく

食べ過ぎ、脂っこい食べ物や甘いお菓子など脂質・糖質が多い食事は、消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなるカロリーオーバー(オーバーカロリー)になります。消費できないエネルギーは脂肪として体に蓄積されます。お尻に脂肪がつくと筋肉が支えきれなくなって垂れてきます。
また、不規則な食事時間や夜遅くの食事、朝食を抜いて昼食を多くするなど、不規則な食生活は、体が栄養摂取のタイミングを正しく把握できなくなり、エネルギーを貯め込もうとして脂肪が増える原因の一つです。

太るとできるお尻のセルライト

太もも同様に皮下脂肪が多いため、お尻もセルライトが出来やすい部位です。
セルライトは、体内の余分な水分や老廃物を含んで大きくなった脂肪細胞です。通常は血液やリンパの流れで排泄されますが、脂肪細胞が大きくなると血流やリンパの流れが滞り、老廃物として排出されません。蓄積された老廃物は脂肪細胞と混ざって硬くなり、皮膚の表面がデコボコに見えてセルライトが目立つようになります。

お尻と太ももの間のバナナロール

バナナロールとは、お尻の下と太ももの間に余分な脂肪が付いて、はみ出した脂肪のことを言います。第2のお尻とも言われています。
バナナロールはお尻を大きく見せるだけではなく、「ヒップラインが崩れてみえる」「パンツスタイルがキレイに見えない」「脚が短く見える」「お尻がさらに垂れて見える」などの原因になります。

ダイエットでお尻痩せが難しい理由

お尻の筋肉は日常生活であまり使われないため、腕や脚の筋肉と比べて痩せにくいです。特にあまり動かさない下半身などお尻には皮下脂肪がつきやすい特徴があります。このため、お尻は脂肪がつきやすく、痩せるのが難しいと言われています。

エクササイズや筋トレ、マッサージでお尻だけ痩せることはできない

「お尻瘦せができる」と謳っているエクササイズやマッサージ、筋トレがありますが、お尻の部分痩せで効果を出すことはできません。
マッサージは一時的なむくみを解消する効果はあるかもしれませんが、お尻の脂肪を減らすことには直接的な効果はありません。体重が減少すれば、お尻が小さくなる可能性はありますが、お尻のみを集中的に痩せさせることは期待できません。また、過剰な筋トレは、下半身の筋肉が発達しすぎてしまうリスクがあります。

骨盤が歪んでいるとお尻は瘦せない、お尻が垂れる

猫背や反り腰なっていると骨盤が後ろに傾いて、お腹が突き出る骨盤後傾になっている可能性があります。骨盤の前側にある腸腰筋(大腰筋・小腰筋・腸骨筋)が発達していると骨盤が前傾になるためお尻がキュッと引き上がってきます。日本人の中には骨盤が後傾して、腸腰筋が十分に使われないため、お尻の筋肉が衰えて垂れたお尻になっている人が多いと言われています。
お尻の筋肉は意識しないと動かすことはありません。長時間の座りっぱなしや、猫背などの姿勢が悪いとお尻の筋肉は使われなくなります。また運動不足になると筋肉が衰えて、脂肪を支えきれなくなりお尻が垂れてきます。

溜まったお尻のセルライトは簡単になくせない

お尻のセルライトを目立たなくするには、ウォーキングや水泳、サイクリング、ジョギングなど脂肪を燃焼させる有酸素運動と、筋トレで筋肉量を増やし基礎代謝を上げる無酸素運動の両方を行いましょう。また、マッサージやストレッチで血液とリンパの流れを促進させて、老廃物を排出しやすくさせることも大事です。
ただしご自分でできる方法でセルライトを目立たなくすることはできますが、一度できたセルライトをなくすには時間が掛かります。

お尻を痩せたい方に医療痩身・ダイエットがおすすめ

より早く確実にお尻を痩せたい場合は、お尻太りの原因を正しく理解して、医師による適切な診断と治療がお勧めです。
当院の医療ダイエットは医学的根拠に基づいており、特定の部位に対して効果的なアプローチで患者さんのご希望に合わせた医療痩身・ダイエットメニューをご提案しています。

この記事の監修医師

銀座よしえクリニック 総院長 廣瀬 嘉恵 医師

銀座よしえクリニック 総院長廣瀬 嘉恵 医師 医学博士

  • 東京大学大学院医学研究科修了 医学博士号取得
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本再生医療学会代議員
  • 日本皮膚科学会会員
  • 日本美容皮膚科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • 国際抗老化再生医療学会会員
  • 日本温泉気候物理医学会会員

銀座よしえクリニック 総院長
廣瀬嘉恵医師のプロフィールはこちら

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