首のシワが気になる40、50代の方必見! 首のシワをなくす方法は?ストレッチ・マッサージは本当に効果があるのか?

「手と首は年齢を隠せない」と言われるように、首のシワやたるみを気にされている方が多くいます。メイクで顔のシワは隠すことはできても、首のシワは隠すことができません。
自分では気づかなくても、実は首元は意外と人目に触れやすい部位です。

首のシワができやすい原因

首のシワの原因には、加齢に伴う皮膚の老化や紫外線、肌の乾燥、姿勢の悪さ等があります。首はケアを怠るとシワやたるみができやすい部位です。しかし、何も対策をせずに放っておいたり、逆にマッサージをし過ぎるとシワが目立つようになる可能性があります。

加齢による肌の弾力の低下

加齢による肌の弾力の低下は、首のシワの主な原因です。年齢と共に首の皮膚は薄くなり、乾燥しやすくなります。また、コラーゲンやエラスチンなどの保湿成分の減少や変性により、肌の弾力が低下し、シワやたるみの原因となります。

姿勢の悪さ・猫背

高い枕で寝る状態や、スマホやパソコンを俯いて見ている状態が長いと首にシワができやすくなります。猫背や頭を前方に突き出した姿勢の悪さも首のシワに影響があります。長時間、下を向いている姿勢の悪さや猫背は首まわりの血流が悪くするため、肌老化を進める原因になります。

紫外線

肌には弾性繊維と呼ばれるコラーゲンやエラスチンがあり、これらが肌の弾力を支えています。しかし、紫外線に長時間さらされると、弾性繊維が傷ついてしまい、肌のハリが低下し、シワやたるみが発生する原因になります。
顔には日焼け止めを塗っても、首の日焼け止めを塗り忘れたり、スキンケアを怠ると肌へのダメージが蓄積されるようになります。

乾燥

首は顔よりも皮膚が薄く、乾燥しやすい部分です。また、首は汗をよくかきますが、汗は肌の水分を奪ってしまうため、乾燥を悪化させます。首の乾燥は、肌にハリや弾力がなくなりシワを進行させる原因となります。

首のシワの原因は広頚筋(こうけいきん)の衰え

首のシワやたるみは、広頚筋の衰えや拘縮が関係しています。
広頚筋は、首の前側にある筋肉で、アゴの下から胸のあたりまで広がっています。口を「イー」と開ける等、口角を下げて首の筋肉を緊張する働きがあります。
広頚筋が衰えると、フェイスラインがたるんで首のシワ、たるみの原因になります。

若い人の首の横ジワ

首のシワは年齢が現れやすい部分であり、加齢に伴ってシワが目立つようになります。しかし、10代や20代の若い人でも、首にシワで悩んでいる人が多くいます。
10代や20代のうちから首のシワが目立ってしまう原因は、「肌の乾燥」「姿勢の悪さ」「猫背」「生まれつきの体質」があります。
首に脂肪がたまると、重力によって皮膚がたるんでしまい、折り目ができたままの状態が続きます。このたるみが首の横や後ろにもシワを生じさせ、年齢に関係なくシワが形成される原因になります。

首のシワはマッサージやストレッチで解消できるのか?

首のシワを予防する方法に、マッサージやストレッチ、体操、保湿ケアなどがありますが、本当に解消できるのでしょうか?

血行を促進する首のマッサージ

すでにできてしまったシワを解消することは難しいですが、目立たせなくするために、首の血行を促進し、コリをほぐして、優しくマッサージしましょう。肌の負担にならないように指の腹を使って、首筋を軽く押すようにマッサージすることで、リンパの流れを改善し老廃物を排出させて、血行を良くして肌の代謝を高めましょう。

首のストレッチと体操

首周りの筋肉をほぐし、たるみを防ぐために、首を前後にゆっくりと動かしたり、左右に傾けたりするストレッチを行いましょう。デコルテやネックラインも意識しながらケアを行うと良いです。

紫外線対策と保湿クリームなどのスキンケア

顔と同じように首にも化粧水や乳液、保湿力の高いクリームや化粧品で、乾燥を防ぐようにスキンケアをしましょう。また、紫外線は肌の老化の原因となるため、季節に関係なく日焼け止めや帽子、日傘などの紫外線対策を行うことが大切です。首にもしっかり日焼け止めを塗って、紫外線からのダメージを防ぎましょう。

猫背や姿勢を治す

長時間のスマホやパソコンを使用する時は、猫背や下を向くような姿勢にならないように気をつけましょう。また猫背を治すように、背筋を伸ばし、肩の位置を下げて、腹筋を引き締め、頭の頂点が真上に向くような正しい姿勢を保つように心がけましょう。

首のシワを完全にセルフケアだけで消すのは難しいですが、日常のお手入れとして保湿やUVケアを行うことで、シワの進行を予防できます。さらに、猫背や姿勢の悪さの改善や枕の高さの調整など、適切な対策を取ることで目立たなくなる可能性があります。

首のシワ取りにニベアは本当に効くのか?

首のシワの解消や予防にはスキンケアが重要ですが、その中でもニベアを使った方法は首のシワにも効果があるのでしょうか?

ニベアには保湿成分が含まれているため、乾燥から肌を守る効果は期待できるでしょう。乾燥も首のシワの原因になるため、保湿力の高いクリームや化粧品でスキンケアを行うことは、首のシワの予防は繋がります。しかし、ニベアや保湿力の高いクリームや化粧品には肌質を改善させる成分は入っていません。
インターネット上で検索すると、ニベアを使ったシワ解消のマッサージ方法が散見されますが、ニベアを使ったマッサージのやり過ぎは、乾燥している肌に負担が掛かり、シワを悪化させる原因になります。首の皮膚はとても薄いため、間違ったケアは逆効果になることもあります。

首のシワを解消するための治療とは?

マッサージやスキンケアなどのセルフケアは、浅い首のシワには一定の効果があります。しかし、深いシワが首回りにくっきりと刻まれている方や、早くシワを改善したい場合には、美容クリニックでの治療がお勧めです。

●ひどい首のシワにはボトックス注射やヒアルロン酸注入がお勧め

ボトックス注射は、シワの原因になっている筋肉にボトックスを注射し、筋肉の動きを抑制することでシワができにくくなります。広頸筋の拘縮でできる首のシワの改善にお勧めの治療法です。当院のボトックスリフトでは、筋肉の表面繊維だけの働きを弱めることによって、皮膚の表面を滑らかにするため、首の小じわ、ちりめんジワの改善と、縦ジワや首からアゴにかけての引き締めが可能です。
ヒアルロン酸注入では、横シワのラインに添ってヒアルロン酸を注入してくぼみを膨らませてシワを改善する効果が期待できます。

ボトックス注射について詳しくはこちら

ボトックスリフトについて詳しくはこちら

ヒアルロン酸注入について詳しくはこちら

●首全体の引き締めには医療ハイフ、ハイフシャワーがお勧め

ハイフ(HIFU)は、真皮・脂肪層・SMAS筋膜などの肌の深層に超音波を照射して、肌やたるみの引き締めやリフトアップを行う施術です。
SMAS筋膜につながっている広頚筋に超音波を照射することで、首周りの全体が引き締まり首の縦ジワを目立たなくさせます。また、ハイフは65~75℃の熱を当てることで、たるみの原因となる真皮層に作用します。この熱エネルギーによってコラーゲン繊維が収縮し、肌の引き締め効果が得られます。さらに、照射された部位の組織は熱エネルギーを受けることでダメージを受けますが、創傷治癒の過程で、コラーゲンやエラスチンなどの生成が促進され、横ジワの改善にも繋がります。
首周り全体が引き締まるとフェイスラインを引き上げるため、小顔効果も期待できます。

医療ハイフ(HIFU)について詳しくはこちら

ハイフシャワーについて詳しくはこちら

●コラーゲン生成を促すジェネシスレーザー

ジェネシスはコラーゲン生成を促してくれるため、肌にハリやツヤを与え、小じわやくすみ、肌の極めを整えることが期待できます。

ジェネシスレーザーについて詳しくはこちら

●持続的に首のシワを改善するCPC-PRP®(高濃度プレミアムPRP)

肌の再生医療のCPC-PRP®(高濃度プレミアムPRP)は、ご自身の血液から抽出した多血小板血漿(PRP)を使用して、首のシワ・たるみなどの改善を行います。
PRPには成長因子や抗炎症サイトカインが豊富に含まれています。CPC-PRP®療法は、これらの成長因子が最適なバランスで高濃度に含まれているため、コラーゲンやエラスチン、線維芽細胞を再生・増生させることで、肌を活性化・再生させる効果が期待できます。

CPC-PRP®について詳しくはこちら

●自然に肌再生が行われる線維芽細胞治療

コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどを産生する線維芽細胞は、加齢とともに数が減少し、シワ、たるみなど皮膚の老化を引き起こします。
線維芽細胞治療は、患者さん自身の線維芽細胞を専門施設(CPC)で培養し、直接皮膚に移植して細胞を補充します。補充された線維芽細胞によって、肌細胞自体の増殖が促され、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの産生が促進されるため、シワやたるみを改善する効果が期待できます。

肌の再生医療(線維芽細胞治療)について詳しくはこちら

●総合的に首のシワを改善する首のシワ治療

当院では、患者さんのお肌の状態や悩み、ご希望についてしっかり診察を行い、ボトックス、ヒアルロン酸、ハイフ、CPC-PRP®などの豊富なしわ・たるみ治療メニューの中から最適な方法をご提案いたします。

首のシワ治療について詳しくはこちら


首のシワをなくす方法に関するよくある質問

首のシワを自力でなくす方法はありますか?
首のシワをセルフケアだけで完全になくすのは難しいですが、保湿や紫外線ケアなどの普段のお手入れでシワの進行を抑えることはできます。ただし、マッサージやスキンケアなどのセルフケアは、浅い首のシワには一定の効果がありますが、深いシワが首にくっきりと刻まれている方や、早くシワを改善したい方には当院の「首のシワ治療」がお勧めです。
首の横ジワの原因は何ですか?
首の横ジワは、スマホやパソコンを使う時の姿勢の悪さや加齢による広頚筋の衰え、乾燥や紫外線ダメージによる肌のハリ・弾力の低下などが原因です。
首のシワはいつぐらいから現れますか?
首のシワは加齢と共に増えることが明らかになっています。30代以降から目立つようになり50代にかけて増えて、深くなっていきます。
ボトックス注射で首のシワは改善できますか?
ボトックス注射は、シワの原因になっている筋肉の動きを抑制することでシワができにくくする効果が期待できます。また当院のボトックスリフトでは、首の小じわ、ちりめんジワの改善が可能です。
首にヒアルロン酸を注入するデメリットはありますか?
ヒアルロン酸は数か月~2年ほどかけて体内に吸収されていくため、体内に異物として残る心配もありません。ただ効果を持続させるためには、繰り返し施術する必要があります。
また医師の技術不足や経験不足で、注入量や注入部位が適切でないと不自然な仕上がりになる可能性があります。
首のシワをボトックス以外で治す方法はありますか?
当院では患者さんの首のシワの症状やお悩みに合わせて、ヒアルロン酸注入、ハイフ、肌の再生医療(線維芽細胞治療)、CPC-PRP®(高濃度プレミアムPRP)などを最適な治療方法をご提案しております。
首のちりめんジワをなくす方法はありますか?
ボトックスリフトは、筋肉の表面繊維だけの働きを弱めることで、皮膚の表面を滑らかにして首の小じわ、ちりめんジワをなくすこと効果が期待できます。
首のシワは再生医療で治せますか?
肌の再生医療(線維芽細胞治療)は、首に線維芽細胞を注入することでコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの皮膚の弾性と潤いを維持する成分を産生し、首のシワの軽減、弾力とハリの回復、たるみの軽減などの改善に効果が期待できます。

この記事の監修医師

銀座よしえクリニック 総院長 廣瀬 嘉恵 医師

銀座よしえクリニック 総院長廣瀬 嘉恵 医師 医学博士

  • 東京大学大学院医学研究科修了 医学博士号取得
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本再生医療学会代議員
  • 日本皮膚科学会会員
  • 日本美容皮膚科学会会員
  • 日本美容外科学会会員
  • 国際抗老化再生医療学会会員
  • 日本温泉気候物理医学会会員

銀座よしえクリニック 総院長
廣瀬嘉恵医師のプロフィールはこちら

Related posts