ボトックス注射の効果と副作用

ボトックス注射は表情筋の収縮、拘縮を弛緩させる作用により筋肉の働きを弱め、眉間や目尻、おでこ（額）などの「表情ジワ」の改善に期待できます。

眉間のシワ、おでこのシワ、目尻のシワなど表情ジワができる原因

表情ジワとは眉を寄せたり、眉毛を上げたり、笑ったりなどの表情を作る際に、筋肉を動かすことで眉間やおでこ、目尻などにできるシワです。表情をつくる筋肉は、同じような緊張を繰り返しているため、加齢に伴って皮膚が薄くなり、弾力がなくなってくると、深く刻まれるようになります。

おでこのしわ（額のしわ）
おでこ（額）のしわは、額を上げたり下げたり、眉を寄せたりするなど表情筋の収縮が繰り返し習慣化することが原因で、しわが刻まれ元に戻らなくなります。ボトックス注射は、表情筋の過剰な筋肉の動きを抑え、シワを目立たなくする効果が期待できます。

目尻の小じわ
目尻に広がる細かなしわは表情じわができやすく、目立つ部位でもあります。乾燥や紫外線の影響による「ちりめんじわ」の上に、加齢によって「たるみによるしわ」などの「表情じわ」が刻まれやすくなってきます。「表情じわ」を引き起こす表情筋の過剰な動きを和らげるには「ボトックス注射」がお勧めです。

眉間のしわ
眉間のしわは、眉間の周りにある筋肉が緊張してこわばった状態が長く続くことで形成され、表情筋が戻らなくなると深いしわになってきます。一度できてしまったしわにボトックス注射をすることで過剰は筋肉を和らげることが期待できます。

口の上の縦じわ
唇の上ににできる縦じわは、口輪筋という、口の周りをぐるっと取り囲むような筋肉の収縮によって生じます。
口元の目線が気になる、食事の際などに目立つとお悩みの方もいらっしゃいます。ここにボトックス注射をすることで唇の上のの縦じわが浅くなり、目立たなくなるようになります。

口角アップ
口角が下がっていると、老けて見えたり、疲れて見えたり、不機嫌な印象を与えてしまうことがあります。口角は加齢に伴って下がってくるため、ボトックス注射で口角を引き下げる筋肉（口角下制筋）にアプローチすることで、下がった口角を引き上げることが期待できます。

口角アップ（ウイニングスマイル）について詳しくはこちら

あごの梅干しじわ
オトガイ筋が収縮することで梅干し状のしわがあごにできてしまいます。
梅干しじわがあごにできると、口角が下がり、シャープなあごのラインが崩れて、老けた印象になってきます。このあごのしわ（オトガイ筋）にボトックスを注射することで、筋肉の働きを緩和し、梅干しじわが目立たなくなります。

鼻の横じわ
目と目の間の鼻の付け根にできる横じわは、笑ったり、力んだりするとできる鼻の真ん中部分にできるようになります。加齢に伴ってしわが深く刻まれ、目立つようになってくるため、ボトックス注射をすることで目立たなくする効果が期待できます。

首の縦じわ
首のしわが縦に入って目立っている場合、あごの下から鎖骨部分にかけてを覆っている「広頸筋」が拘縮することが原因です。加齢に伴って首の皮下組織が痩せてくると、よりはっきりと目立つようになります。
首の縦じわは、ボトックス注射を広範囲に浅めに注入することで、しわを軽減させることが期待できます。

首の縦ジワ（首のシワ治療）について詳しくはこちら